社会起業がしたい!検定や資格ビジネスがしたい!
誰かの役に立つ仕事がしたい。
業界団体の中で”差別化”が図れる資格認定で他社より優位に仕事がしたい。
そんな時には「法人格」をもった団体になった方が何かと有利です。
任意団体でももちろん上記の活動はできますし、今でも任意団体として活動されている方はたくさんおられます。
ですが、なぜ法人の方が有利なのでしょうか。
それにはきちんと理由があるのです。
任意団体と法人の違いは”信用力”という面に表れます。
任意団体とはあくまで個人の延長。つまり、決算の公告があるわけでもなければ決算方法に細かなルールもない場合があります。
そうなると銀行や取引先からは、「この会社はきちんとした運営をしているのだろうか」と思われてしまいます。
会社の良し悪しを外部から判断する材料が足りないんですね。
一方、法人格を持った企業では公告義務や法律によってどのように会計するかを定められており、外部からの判断も容易になります。
法人かそうでないかによって信用力に差が出た結果、同じ条件でも融資が受けられたり、受けられなかったりするなんてこともあるんですよ。。。
契約をするには”権利能力”というものが必要です。
簡単に言うと契約をする主体になることができる「権利」を持っているということです。
任意団体にはこれがありませんので、契約をするには必ず権利能力を持った人(若しくは法人)の手助けが必要になります。
例えば事務所の賃貸借契約を結ぶときには、任意団体の事務所として使用すると決めていた場合でも特定の○○さんの名義か他の法人名義にするしかありません。
しかし法人格を取得すると、その法人名で契約をすることができます。
借主 一般社団法人○○ となれるということです。
これが法人の目的といっても過言ではありません。
どういうことかと言いますと、法人とはその名の通り、「法によって人格を与えた存在」なのです。
つまりAさんが建てたBという名の法人はAさんとは別人なのです。
別人なのでB法人はB法人の財産を取得することができます。
Aさんが代表取締役だからといってB法人が取得した財産はAさんの個人資産ではありません。
これによって対外的にはきちんと財産が区別されていると判断されやすくなり、銀行も安心して取引ができるようになります。
また帝国データバンクなどの信用情報の点においても有利になることがあります。
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