自分で決める任意後見とは

内容は自分次第?任意後見

任意後見とは法定後見と対をなす仕組みで、法定後見が裁判所への申立てで始まるのに対し、任意後見は依頼者本人と任意後見受任者との契約で始まるというものです。

 

契約ってどういうこと?誰でもできるの?

契約というのは普段の買い物などの売買契約や家を借りる時の賃貸借契約と同じように任意後見受任者(後見事務をする人)に対し、依頼者が

 

「○○の仕事を依頼します。」

 

「××は自分でします。」

 

「報酬はこれくらいで。」と約束をすることです。

 

誰でもできるのかについては契約という法律行為をするので本人の意思能力(どういう契約をするのかを理解する能力)が必要です。

 

任意後見は本人の判断能力があるときにおいて将来自分が認知症などで判断能力が落ちてしまった時のために備える仕組みです。

 

なお、任意後見契約は公正証書によって行う必要があります。

 

 

 

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