遺言書の書き方
遺された家族が自分の財産をめぐって争うこと…なんて誰もが避けたいことですよね。
そこで一番有効なのが「遺言書を遺すこと」です。
あらかじめご自身の財産や相続人をしっかりと調べたうえで、ご家族の事を考えて財産を遺す。これを実現するには遺言書作成が一番確実な方法です。
遺言書=遺書ではありません。
遺書には法的効力はありません。
法的に有効な「遺言書」を作成してご自身の財産をしっかりと次の世代につないでいってあげてください。
遺言書作成記事一覧
遺言書の様式 @自筆証書遺言
自筆証書遺言とはその内容のすべてを自筆した遺言書の事です。内容はワープロで打って、最後の署名だけ自筆…ではダメなんです。最初から最後まで全部自筆でなければいけません。(目録等も含む)財産の内容、その財産を誰に譲るのか、ほかの相続人には何を遺すのかすべてを記し、日付・署名・押印をして初めて自筆証書遺言...
遺言書の書き方 A公正証書遺言
相続が発生した時に遺言書がないとトラブルが多く発生してしまうであろうことは容易に想像できるところかと思います。ではどんなものであれ遺言書があればトラブルを全部防ぐことができるのでしょうか??答えはNOです。様式をしっかりと踏まえていない遺言書では無効になってしまいますし、遺留分に配慮していない遺言書...
ここに注意!遺言書作成
遺言書の方式を決められたなら次は実際に作成を始められると思いますが、遺言書作成に関して注意するべきところとはどんなところなのでしょうか。おさらいも含めまして自筆証書遺言から見ていきましょう。自筆証書遺言では「全文が自筆でないといけない」 でしたよね。遺言書本文はもちろん、目録なども含めて全文を自筆で...
財産を遺したい方がいるなら遺言書を!
民法では法定相続分という決まりがあり、遺言書がなければ法律通りの分け方にするのが原則です。しかし例えば奥さんに今までの感謝を込めて全財産を遺したいお世話になったあの方に親族ではないけど財産を遺したいなんて希望を叶えることはできないのでしょうか?遺言書があればできます。もちろん必ずできるというわけでは...
こんなことができるんだ!遺言書
遺言書は相続分を指定するだけがその存在意義ではありません。他にも様々な法定の効力、また法定外の効力があります。家族への思いを伝えられる遺言書に書いて効果があるのは基本的には財産を誰に遺すとかどれだけ与えるとかの事項についてですが、その他にもこれまでの感謝やこれからの生活についてメッセージを遺すことが...
障がいのある子を抱える保護者さんへ
障がいを持ったお子さんを抱える保護者さんにとっては不安なことは多いと思います。私も以前の職場である福祉作業所においては保護者さんのそういった声を何度も耳にしていました。悩みを抱え込まないでぜひご相談ください。遺言書をしっかりと作成し、成年後見などの制度と併せて活用することにより、事前に対策をすること...