内容証明とは
内容証明とは貸金の督促や未払い給料の催促、クーリングオフの意思表示などしっかりとした意思表示(主張)をしなければならない時に使う切り札的な手紙です。
「証明する」と聞けば国家や行政機関が証明してくれる公正証書などを思い浮かべる方もおられるかもしれませんが、内容証明において証明するのは郵便局です。
もちろん郵便局は行政機関ではありません。よく勘違いをされる方がおられるのですが、内容証明において証明するのは手紙の内容が真実である証明ではなく、「この手紙にはこんなことが書いてありましたよ」という証明です。
内容の真実性を争うなら裁判になります。
相手に明確に伝えなければならない意思があり、相手が「そんなこと書いてなかった」というような言い逃れができないようにするのが内容証明のスタンダードな使い方といえるでしょう。
明確に意思を伝えるものである以上、受け取った側もかなり衝撃を受け身構えることになります。
威力が大きい分、相手との今後の関係性などを考え、送る・送らないは慎重に考えていかなければなりません。
内容証明とは記事一覧
内容証明の様式
内容証明は相手にしっかりと意思を伝える手段としてとても有効な書類になりますが、作成には注意をするべき点がいくつかあるので、ここではそのあたりを見ていきましょう。文字数文字数は縦書きでは1枚に20字以内×26行以内横書きでは1枚に13字以内×40行以内または26字以内×20行以内同じ内容のものを3部郵...
内容証明はいつつかう?
内容証明書の様式を理解したところで、実際に内容証明とはどんな時に使うのでしょうか?一言でいえば「使いたいとき」でしょうが(当たり前ですね。。。)効果的に使える時とはあるのでしょうか?内容証明は送られた側からすればすごく心理的プレッシャーがかかるものです。よってこちら側の決意表明といえる場面ではすごく...
内容証明活用方法
実際に内容証明を活用する事例を見てみましょう。ケース1:貸したお金を返してくれない…Aさんは友人のBさんに生活費が足りないからと頼まれ8年前に30万円を貸しました。ことあるごとに返済を催促するも「お金ができたら返す」との返事ばかりではぐらかされています。Aさんはお金を貸した権利の時効が10年だと小耳...
無断退職には内容証明
アルバイトは働く側が安易にとらえていることがあり、ある日突然来なくなり、連絡がつかないといったことが発生することがあります。もちろん社会人としての問題はあるでしょうが、そんな話をしていてもどうしようもありません。経営者側としては新しく人を雇う必要もあり、費用も労力もかかります。とはいえその発生した損...
送り先がわからない。。。
どうしても相手に伝えたいことがあるのに相手が引っ越してしまっていて住所がわからない。。。こんな時はもう泣き寝入りするしかないのでしょうか。。。いえ!そんなことはありません!!これまでの相手の住所と氏名が分かれば現住所を追いかけることができるかもしれません。住所さえわかれば内容証明を打つことができます...