相続手続きはスタートが肝心です!
皆さんは相続というとまず初めに何をすることを想像されるでしょうか?
・どれだけ資産があるかを調べる
・誰が相続できるのか調べる
・相続税ってどれくらいなんだろう
こういったことを考えられるのではないでしょうか?
大正解です!!
相続財産の確定や相続人の確定が本当に重要なんです。
もちろん重要である以上、簡単にはできないこともあります。
例えば…
被相続人(亡くなった方)に離婚歴があり、前妻との間に子供がいるケースや
長らく音信不通の兄弟がいるケース、相続財産がどこにあるのか不明なケースなどなど。。。
挙げだせばキリがありませんがすべてのケースに共通して言えることは
「スタートが肝心」
ということです。
詳しくは後述しますが、相続の手続きの中には期限が定められたものがあるのです。
どこに財産があるかわからない…ということで粘っているうちに心も体も疲れてしまい、しかも期限も過ぎてしまう…となってからでは遅いのです。
そこでそういった手続きはぜひ当事務所にお任せください!
相続って何から始めればいいの?記事一覧
相続人の調査方法
相続手続きにおいて最初の一歩であり、最重要な一歩であるのが相続人調査です。ここで間違えるとこの後の手続きが無意味になってしまうこともあるので慎重に進めていきましょう。相続人を調べるって言っても家族はみんな知っているし、わざわざ戸籍まであげる必要はないのでは??と感じる方もおられるかもしれません。しか...
一番気になる?!相続財産とは
相続財産とはその名の通り相続の対象となる財産の事です。財産とはいいますが、プラスの財産である資産とマイナスの財産である負債に分けられます。相続を承認するか放棄するかにかかわる重要なことなので慎重にしっかりと調査しなければなりません。相続財産として真っ先に思い浮かぶのは預貯金や不動産だと思いますが、そ...
具体的な調査方法
それでは財産調査の具体的な方法を資産・借金に分けて見ていきましょう。資産編資産とはその名の通りプラスの財産をいいます。現金については家中を探して見つけるという非常にアナログな方法しかありません。預貯金についてはもう少し賢くいかないと非常に手間がかかってしまいます。具体的には被相続人(亡くなった方)が...
相続する?しない?@単純承認
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相続する?しない?A相続放棄
相続放棄とは被相続人の相続財産がどうみても借金などの方が多い場合にそれを相続してしまうと相続人の負担になってしまうため、プラスの財産を相続しない代わりに借金なども相続しないと宣言する手続きの事を言います。相続放棄をするには@相続の開始を知った日から3か月以内であることA家庭裁判所に対して申し立てるこ...
相続する?しない?B限定承認
相続財産を調査していても借金と財産のどっちが多いかが分からないときがあります。そんな時に当てずっぽうで承認したり放棄したりすると後々後悔してしまいます。そこで限定承認という方法があります。この限定承認では、被相続人の資産で借金を全部返済し、資産が残ったら相続するし借金が残ったら放棄します。それだけ聞...
相続人にあたる人ってどんな人?
相続人という言葉はそのまま「相続する人」という意味ですが、誰でも相続人になれるわけではありません。よく、「家族はみんな相続人だよね」と勘違いをされている方がおられますが、そうでもありません。相続人の範囲とは@相続人の範囲は次の通りです。@配偶者と子(直系卑属)A配偶者と両親(直系尊属)B配偶者と兄弟...
子どもがいない場合の相続
両親・祖父母が相続人になる場合先ほどは配偶者と子が相続人になるケースをご説明しました。次は配偶者と両親(直系尊属)が相続人になるケースです。前のページでもお伝えしましたが、相続には順位があり、第一順位 配偶者と子第二順位 配偶者と両親第三順位 配偶者と兄弟姉妹 となります。そして第一順位...
兄弟姉妹が相続する場合
兄弟姉妹が相続人になる場合第一順位、第二順位とも不存在・また相続放棄などで第三順位である「兄弟姉妹」まで相続権が回ってきた場合を見てみましょう。兄弟姉妹の相続において最も注意をしなくてはいけないのは、母(父)親違いの兄弟がいないかということです。この場合では被相続人はもちろん、両親の出生から死亡まで...
遺言書によって財産を全く取得できなかったとき〜遺留分〜
遺言書や遺産分割協議によって法定相続分とは違った財産分けをすることができます。しかしだからといって何でもかんでも好きにできてしまうと困った事態になります。例えば遺言書に「全財産を赤の他人に譲る!」と書いてあったとします。遺言書は法定相続分より優先しますからこのままでは法定相続人は取り分が一切なくなっ...
遺留分が問題になるケース
遺留分が心配されるのは何も他人に財産を遺贈する場合だけではありません。相続人間の相続財産が不均衡になる場合もあります。特にこのような問題が起こりやすいのが会社を子どもの一人に承継しようとするときです。大切な会社を任せるのは誰でもいいわけではありませんよね?自分の子どもについでほしいと考えられる経営者...
おひとりさまの相続 死後事務委任
相続問題を考えていると基本的には誰がどれだけの財産を相続することになるのかや相続税の金額に関心が集中する傾向にあります。しかし問題はそれだけではありません。たとえば最近話題の「おひとりさま問題」があります。おひとりさまとはその名の通り、独身であったり一人で何でもできる方のことを指しますが、こと相続に...
遺言よりも自由に財産を遺したいときは「信託」
最近雑誌や書籍で頻繁に聞くようになってきた「信託」というワード。気にはなるけど内容が複雑でよくわからない。。。でも安心してください。信託はそんなにむずかしいものではありません。今までの遺言書だけの方法よりも様々な財産の遺し方を考えることができる制度です。様々な可能性を考慮しながら「どう財産を相続して...